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2016年2月28日（日）春の味覚。 新刊『良いかげんごはん』をさっそく読んでくださった方々、どうもありがとうございました。 あたたかいご感想もたくさんいただいてまして、ホッとしたりしてます。 今回はオレンジページさんという初めての出版社から出た本でして、本のデザインも私にしてはめずらしく男性デザイナーさんが担当してくださったんですが、この本に収録されてる連載は雑誌掲載のときはスペースを自由に使って、コマ割りやら矢印やらいろんな形態で好き勝手描いてたため、それをA5サイズの単行本におさめるとなったときは、実はいろいろと大変でした。 組み直さないとページにおさまらなかったり、変なスペースが空いてしまったりなどの問題がちょこちょこと出てきて、そのたびに担当さんやデザイナーさんが頭を悩ませて微調整してくださったりして…。 なんだかもうパズルのような作業になってしまって申し訳ないなぁ〜と思いつつ、出来上がってみればスムーズに読めるようになっていて、プロの技はすごいなぁ〜と感心しました。 やー、しかしあの雑誌サイズの連載って私にとっては難しいんですよ〜。 あの雑誌サイズのものをそのまま単行本サイズに縮小しちゃうとちっちゃくて読みづらいし、かといって単行本サイズを意識して描いちゃうと雑誌ではスカスカになっちゃうしで、いまだにあのサイズの上手な使い方がよくわからなかったりします。 （でもあとあとの作業が大変になっちゃうから、次回からはもう少し考えよう…） そんなご苦労をかけさせてしまったデザイナーさんが、先日ポスターを作ってくださいました。 これはもう仕事とは関係なく、発売のお祝いにと自由に作ってくださったものなのですが、やはり男性デザイナー作という感じで、ビシッとかっこよかったです。 本はかわいらしくデザインしてくださったのですが、こういう風にもデザインできるのだなぁ〜と、なんだか新鮮でした。 こういう感じもアリですかね！ 今回の本は春夏秋冬のごはんを描いてるのですが、春ごはんの中で出てきた「つくし」。 子どもの頃は原っぱで摘んできてよく食べてたのですが、東京に来てからはすっかり食べなくなってしまいました。 私のまわりでも食べたことがないという人が多いのですが、こないだスーパーで売ってるのを発見！！ スーパーで売ってるの初めて見た〜。（茨城県産） もともとは198円で売られてたものが、みきり品で68円になってました。 ちょこっとしか入ってないしやや傷んでるしどうしようかなぁ〜と思ったのですが、まあ68円ならいっかぁ〜と購入。 しかし家に帰ってはかまとりをしたら本当にちょっとしかなくて、実家ではいつも炒め物にしてたのですが、炒め物にするほどの量じゃないので炊き込みごはんにしてみました。 つくしごはんなんて作ったことがなくて、適当に作ったうえに土鍋で炊いてちょっとこがしてしまってやや失敗作だったのですが、少〜しだけ春の香りがしたような…。 ひょろひょろ〜と入ってるのがつくしです。 でも本音をいえば、やっぱつくしはもっと山盛りでモリモリと食べたいです。 つくし摘み、また行きたいなぁ…。

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